SANTORINI rental room(2006.10.27-28)

■OIAの夕日(MINOLTA X-700で撮影)


初日に泊まった「hotel KAVALARI」はとても素敵なところだった
http://d.hatena.ne.jp/moli_mori/20061231#1167566126


が、連日泊まれるほど予算に余裕のない僕らは1泊30ユーロぐらいの宿を探すことにした。
どうやら夕日が見れる島西側の宿の方が高く、相場は最低でも1泊60ユーロぐらいはしてしまうらしい。
東側になると10ユーロや20ユーロの宿もある。
これらは街の間を行き来するバスの停留所あたりで皆こぞって客引きしているのだが、とりあえず気をつけた方が良さそうだ。


OIAのロータリーでバスを降り、観光案内所で条件にあった宿はないか聞いてみる。
あきれた顔をされる。「そんなのある訳ないじゃん」って言いたそうだ。


そうか、ないか。。。と諦めかけたその時、
「ちょっと待って。ホテルじゃないけどレンタルルームならあるわよ。見に行く?」


そういわれて見に行った建物は、白い外壁に「MUSSES」と書かれている。
恐らくレンタルルームの名前だろう。


■MUSSES



部屋は猶に4人は泊まれる大きさ!
キッチン廻りも完備、その上ロフトのベッドルームがとても魅力的だ!
この部屋で1泊30ユーロはお得でした。

SANTORINI hotel KAVALARI(2006.10.26)

フィラでは必ずここに来ようと思っていた。


泊まった部屋は確か11号室。崖の斜面を掘った洞窟状の空間である。
(上2枚の写真は相方が撮影)
有機的な空間が心地よい。


食事をとるテラスもこれ以上ないロケーション。
ワインボトルのサービスもあり、海を眺めながら乾杯。最高!



やたらかわいい!


通りから見えるのは入り口のゲートだけ

笑顔が素敵な受付のお姉さん(セクシー
やたら嬉し咬みするやんちゃ犬「タイガー」
思い出深い場所だ。


http://www.kavalari.com/

SANTORINI , KAMARI BEACH(2006.10.28)


上はサントリーニ島の地図。
中央の火山側(フィラやイアの街)は地面が高く崖になっており、逆に反対側(カマリ等)は低くビーチになっている。
紀元前1500年頃の噴火で島の中央部が陥没し、現在のような島の形状になった。
かつては幻のアトランティス大陸だったのではないかという噂だ。

海岸沿いを走っていると分厚い火山灰の層が見える。
最近では1956年に噴火が起こりフィラやイアの街は一度ほぼ壊滅しているが、すっかり活気を取り戻している。

■KAMARI BEACH
フィラから南東へ10数km。最も行き易いビーチ。


ビーチはオフシーズンで閑散としていた。
潮風はなんとなくベタベタしていない。
何もない海岸沿いを駆け抜けるのは爽快だった。

ALAOVA(2006.10.22-23)


アラオワはデルフィの隣街。アテネ側へ12km行った街である。
(歩こうとしたが7kmで断念、タクシーにのった。断然バスがおすすめ!)
この時期は登山シーズンらしく、街は賑わっている。
シンボルの時計台がメインストリートからよく見える。



まさにヨーロッパの田舎。かわいい街並。路駐多し。。



クネクネと路地をさまよう。石畳の道は暖かい。水路も見た目良い。



ギリシャ正教会や祠が突然あらわれる。



街を縦断する大階段。階段に面した家のまわりがかわいい。皆の意識が街並みを良くしているのがわかる。



階段を上ると聖堂がある。眼下に街を一望。


まるでジブリやディズニーに出てくる街のようだった。

DELPHI(2006.10.21-22)

デルフィはアテネから北西へ、バスで3時間ほど行った山中の村である。



山道はとても見晴らしが良い。所々小さな祠がある。


■デルフィ遺跡

ギリシャ神話の舞台となった場所。
オイディプス王アポロンの神託を受けた。


アポロン神殿

太陽神アポロンを祀る。
現在は柱が5〜6本の柱が残るのみ。
アテネの神殿の柱の方が遥かに大きいのだが、こちら柱の方が力強く感じる。
空を背に雄々しく佇んでいる。
太陽がとても近い。


■デルフィの街並

山の斜面に家が建ち並ぶ。
ロケーションを生かしたタベルナ(レストラン)やホテルが多々ある。

ノスタルジックでかわいい街並。
隣町のalaovaも似た雰囲気である。
(写真はalaovaの方をたくさんアップする予定)


Hotel SYBILLA

インフォメーションのおじさんがおすすめしてくれた。
ホテルはA〜Eランクがあり、DかEランクだった。
ところがどっこい、
安いわりには十分広い!居心地良し!部屋もかわいい!眺めも良好!スタッフもやさしい!
と文句なしの宿だった。ちなみに1泊25ユーロ。
さすがは地元民。おじさんに感謝!

METEORA(2006.10.23-25)その2




■アギア・トリアダ修道院

ここもお気に入り。
崖に作られた道を下り、130段の階段を上ると美しい庭にたどり着く。
僕らの他に見学者はなく、入口の受付でおじさんが賛美歌らしき歌を歌っていた。
何気ないその雰囲気が素敵だった。
トップの写真はこの修道院の鐘楼。
奥の崖の先端辺りにある。


■アギオス・ステファノス修道院



大きな修道院。ここの庭園はまるで空中庭園


Hotel METEORA
麓の街カランバカにある宿で、背後にはメテオラの山がそびえる。

屋根の上(勝手に登った)から見た朝日


部屋は素朴で温かみある。2人で朝食付35ユーロはありがたい。
女性スタッフの対応は冷ややかだったが、宿主のおじさんはとても親切!
ギリシャ人は元来旅行者に親切なのだ)
居心地よい宿だった。

METEORA(2006.10.23-25)その1

METEORA(2006.10.23-25)その1




メテオラとは「宙に浮くもの」の意。
アトス山(ギリシャ北部)と並ぶギリシャ正教の聖地の一つ。
かつて海底だった地形が隆起してできた切り立った山の頂に修道院が幾つも建っている。
岩の割れ目に作られているものもあるが、それらは現在修道院としては使われていない。
最大高低差400mもあるこの山を、かつての人々は岩の割れ目に板を挿し自力で登った。
しかしよくまぁこんなところに建てたものだ。
建築資材を運び上げるだけで22年の歳月を要したものもある。
殉教者の数は計り知れないだろう。人間のストイックさというのは凄まじい。。
その分この場所が放つ魅力もすごかった。


■ルサヌー修道院


内覧できる修道院は6つあるが、一番のお気に入りはここ。
小さくこじんまりとした修道院で、その質素さが心地よい。
日々自己と対話するにはちょうどいいスケールなんだろう。
ちなみに尼僧院である。


■ヴァルラーム修道院


ここは崖の登り下りが激しい。
皆息を切らしながら登っている。
その分眺めはとてもきれい。
後者の写真はメガロメテオロン修道院から撮ったもの。


■メガロメテオロン修道院

手前はヴァルラーム修道院、奥に見えるのがメガロメテオロン修道院。(見辛いですね。。)
メテオラ修道院群の中でも最も大きな修道院である。
聖堂も巨大で荘厳。展示物も豊富。
おみやげも充実しており、観光客や遠足の学生でごった返している。


参考:「TBS 世界遺産」2006.11.19放送
http://www.tbs.co.jp/heritage/archive/20061119/onair.html


MINOLTA X-700 + Kodachrome 64


つづく