METEORA(2006.10.23-25)その1
メテオラとは「宙に浮くもの」の意。
アトス山(ギリシャ北部)と並ぶギリシャ正教の聖地の一つ。
かつて海底だった地形が隆起してできた切り立った山の頂に修道院が幾つも建っている。
岩の割れ目に作られているものもあるが、それらは現在修道院としては使われていない。
最大高低差400mもあるこの山を、かつての人々は岩の割れ目に板を挿し自力で登った。
しかしよくまぁこんなところに建てたものだ。
建築資材を運び上げるだけで22年の歳月を要したものもある。
殉教者の数は計り知れないだろう。人間のストイックさというのは凄まじい。。
その分この場所が放つ魅力もすごかった。
■ルサヌー修道院
内覧できる修道院は6つあるが、一番のお気に入りはここ。
小さくこじんまりとした修道院で、その質素さが心地よい。
日々自己と対話するにはちょうどいいスケールなんだろう。
ちなみに尼僧院である。
■ヴァルラーム修道院
ここは崖の登り下りが激しい。
皆息を切らしながら登っている。
その分眺めはとてもきれい。
後者の写真はメガロメテオロン修道院から撮ったもの。
■メガロメテオロン修道院
手前はヴァルラーム修道院、奥に見えるのがメガロメテオロン修道院。(見辛いですね。。)
メテオラ修道院群の中でも最も大きな修道院である。
聖堂も巨大で荘厳。展示物も豊富。
おみやげも充実しており、観光客や遠足の学生でごった返している。
参考:「TBS 世界遺産」2006.11.19放送
http://www.tbs.co.jp/heritage/archive/20061119/onair.html
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つづく